2011-04-05

木の芽時

朝晩の風は冷たいながらも、確実に春めいてきています。
みなさん、いかがお暮らしでしょうか?
震災のことを考えると、春など遠い気がしていましたが、
季節は巡って来ていますね。

ぐいぐいと芽を出す自然界を見ていると、
「皆でがんばらねば!」と思えてきます。

うちの息子は保育園の学年が一個上がるだけで、
担任の先生も一緒、教室すら変わらず特に変化もなし。

そんな「春が来れば、次の学年」という、
当たり前が当たり前ではない方々も
沢山いらしたんですよね、今年は。
そう思うと、子どもの成長がしみじみ奇跡に思える。
大きくなってくれてありがとう、生きていてくれてありがとう、ですよね。


そんな事を言っておいて何ですが、
「頑張らなきゃ」とかいつも言ってるのに何ですが、
私は、この一気に世界が明るく新しくなる時期が苦手です。

ウツという感じでもないのです。
「空回り」するのです。
テキパキ春らしく活発に!と思うのですが、うまく行かない。

例えば・・・
春のピクニックと洒落込めば、風が強くてハムサンドが飛んでいく。
鼻の下に破裂寸前のニキビができる。
紙おむつを洗濯してしまう。(ティッシュの数倍のダメージを残します。)
小雪イメージのまとめ髪が、ミッツ・マングローブに見える。
最新巻を買ったつもりが、家には同じ巻が既にあり、
本棚に同じ本が2冊並んでしまう。
・・・・・等々。

「ちっちゃいなぁ」という感じですね。
不思議と桜の散る頃には、何ともなくなります。
苦手だけど、浮かれずにはいられない、春とはそんな関係です。